避妊・去勢手術について
経験豊かな獣医師が執刀
去勢や避妊の手術は、望まない妊娠や出産を避けるために行います。時期は生後6ヶ月齢くらいからをお勧めしております。また、手術後にホルモン分泌のバランスが変わることで、さまざまな疾患の予防にも役立つメリットがあります。さらに、症例によって差はありますが、無駄吠えや尿によるマーキング行動などを低減させる利点も期待できます。詳しくは以下をご参照下さい。
去勢や避妊の手術は、望まない妊娠や出産を避けるために行います。時期は生後6ヶ月齢くらいからをお勧めしております。また、手術後にホルモン分泌のバランスが変わることで、さまざまな疾患の予防にも役立つメリットがあります。さらに、症例によって差はありますが、無駄吠えや尿によるマーキング行動などを低減させる利点も期待できます。詳しくは以下をご参照下さい。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
犬 |
|
|
猫 |
|
|
メリット | デメリット | |
---|---|---|
犬 |
|
|
猫 |
|
|
外科手術の前には入念な準備や検査を行ってリスクを可視化し、ペットの身体的負担をできるだけ減らす努力を行っています。また、飼い主様の不安の解消にも努めていますので、疑問があれば何でもお気軽にお尋ねください。
手術を行う日の朝7時までは水分補給は可能です。ただし7時以降の水分補給は禁じています。
避妊や去勢の手術はリスクを回避するために完全予約制としています。また翌日も来院できるよう日程を調整してください。
トラブルを防止するために、手術の前日から激しい運動は避け、安静に過ごすようにしてください。
ペットの健康を守るために、手術の前には必ず検査を行います。何らかの問題があれば日程を変更することもあります。
手術時間から逆算して12時間は食事をとらないように注意してください。当日の朝も絶食が必要です。
手術当日は少し余裕をもってご来院ください。遅れた場合は日程を変更する可能性があります。
Flow01
前日の21時をまわったら固形物は与えないでください。
Flow02
8:45~9:00の間に来院をお願いいたします。その際、リードを着けるか、キャリーケースに入った状態でお越し下さい。
Flow03
手術は午前の外来が終わり次第行います。それまでの間、入院室に入ってもらい最終的な状態確認を行います。
Flow04
手術をする際に注射麻酔薬をはじめ、いろいろな薬を静脈内に投薬します。そのために事前に静脈血管に柔らかい細い管(留置針)を入れる処置を行います。その際、前肢や後肢を剃毛しますのでご了承下さい。
Flow05
麻酔の導入には、まず注射麻酔薬を使い鎮静状態にし、柔らかいチューブを気管に挿入し、そのまま続いてガス麻酔へ移行し、維持する方法をとっています。この方法により、麻酔量をより低量にすることが可能になり、その結果、より安全な麻酔管理をすることができます。
Flow06
手術中は、心拍数・脈拍・血中の酸素飽和度・血圧・呼吸数・直腸温・呼気中の二酸化炭素濃度といった様々なバイタルサインを監視しています。
Flow07
手術が終わっても本人が覚醒するまで集中的に監視を行います。
Flow08
しっかり覚醒してから、入院室で様子を観察させて頂きます。傷口を舐めないようにカラーを着けるか傷を保護する洋服を着ていただきます。
Flow09
面会は午後7時頃にいらしてください。避妊手術中心に1泊入院していただくこともあります。
Flow10
手術直後は痛みのために歩かなくなってしまう子もいるので、キャリーケースをお持ちいただく事をお勧めします。
Flow11
術後消毒と傷口の確認のため外来にて受診していただきます。傷口の感染によっては連日受診していただくこともあります。
Flow12
術後10日目で抜糸ができると、今回の手術に関してはもう再診は必要ありません。日常生活への復帰は更に自宅での2~3日経過観察後となります。その後お散歩やシャンプーもいつも通り行っていただいて大丈夫です。